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岡本章吾【第6回】「スーツ選びのポイント 【スーツの着こなしNG例】」 – イメージスタイリスト岡本章吾のビジネスマンのためのスーツ着こなし概論
【コラムジャンル】
スーツ , スーツサイズ , スーツ着こなし , スタイリング , 岡本章吾 , 着こなし , 第6回 , 紳士服 , 講演会 , 講演依頼 , 身だしなみ , 連載
2015年04月16日
4月に入り、街でもフレッシュな新入社員の方々が多くなりました。
今回は新入社員の方はもとより先輩社員の方々にも気をつけて頂きたい「男性スーツの着こなしNG例」をお伝えします。
日本ではなかなかスーツの着こなしを学ぶ機会がありません。
入社してから数年、数十年経っているにも関わらず、スーツの正しい着こなしが出来ていない方が見受けられます。
今回、ご自身の着こなしは正しいか、また後輩、新入社員の方は問題ないか確認して頂ければと思います。
スーツの着こなしNG例
1.スーツの前ボタンを下まで全て留めている
スーツはきっちり感を与えるのに下のボタンまで全て留めるもの。
これは誤った認識です。一番下のボタンは外すのがルールです。
二つボタン、三つボタンどちらにせよ一番下のボタンは留めません。
下のボタンを留めてしまうと生地がよってしまい、見た目のシルエットも綺麗ではありません。
ちなみに座った時は前ボタンを開けても失礼にあたりません。
2.ポケットに物を入れすぎ
今スーツを着られている方はポケットの物を全て出してみて下さい。
どの程度入っていましたか?
理想はハンカチだけです。
多くても携帯、名刺入れ程度にしましょう。
以前にもお伝えしましたが、スーツは「サイズ感」が命です!!
そのサイズ感が物を入れることにより崩れてしまいます。
例えば、分厚い財布をポケットに入れるとそのポケット部分は盛り上がってしまいますよね。非常にだらしなく見えます。
瞬間的にならまだしも常に入れることはない様にしましょう。
もう一つのデメリットは耐久性です。
物を入れた箇所には負担がかかります。そこの生地が弱くなります。
またそれ以外の部分も生地が引っ張られてしまい、生地が擦れたり、最悪の場合破れます。
パンツでお尻の部分が破けやすいとゆう方はパンツに物を入れているケースが多いです。
生地が全体的に引っ張られてしまい、負荷がかかりやすい状態のまま動いてしまうので破けやすくなります。
スッキリとカッコよく見せ、スーツを長持ちさせる為にも物は入れない様、心掛けましょう。
3、スニーカーソックスを履いている
続いては靴下に関してです。
スーツスタイルには長いビジネス用の靴下を合わせましょう。
スニーカー用の短い靴下はビジネスでは不向きです。それだけで社会人としての常識がないと思われてしまい、信頼感はガタ落ちです。
昨今、素足履き風に見える浅い靴下がありますが、合わせ方の難易度がやや高く、業種も選びます。ビジネスシーンにおいては避けた方が無難です。
また足を組んだ際などすね毛が見えない様に注意しましょう。
気付いた際はすぐに靴下を上げましょう。
色に関しては基本的に靴もしくはズボンの色に合わせましょう。
黒、グレー、紺が無難です。スーツもこの三色が主流です。
間違っても白い靴下は避けましょう。
4、靴とベルトの色がちぐはぐ
このパターンは多く見受けられます。
靴とベルトの色はしっかりと合わせましょう。
よくやりがちなのが「靴が茶色」なのに「ベルトは黒」。
靴が茶色であれば、ベルトも茶色にしましょう。
合わせることにより統一感が生まれ、グッとお洒落感が演出されます。
またベルトは身体の中心にくるので思いのほか目立ちます。
特に気を付けて頂きたいのは、明るめの茶色や珍しい色の靴を購入する場合です。
その際は極力、靴を購入する時にベルトも選びましょう。
後で選ぼうとすると忘れてしまったり、記憶があやふやになってしまい、思っていた色と違ったというケースもあります。
その場で靴に合わせて選びましょう。
今回のチェックポイント
スーツの着こなし
1、スーツの前ボタン一番下は外す
2、ポケットには極力物を入れない
3、靴下はスーツや靴に合った長いタイプを選ぶ
4、靴とベルトの色は合わせる
ご自身や新入社員の方の着こなしはいかがでしたか?
まずは見た目で信頼感を演出していきましょう。
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「ビジネスマンのための戦略的スーツ着こなし術」「ライバルに差を付ける就活スーツ講座」に関する講演、研修などができるS-style代表 イメージスタイリスト® 岡本 章吾 講師のプロフィールはこちら