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岡本章吾【第3回】「スーツ選びのポイント~パンツ編」 – イメージスタイリスト岡本章吾のビジネスマンのためのスーツ着こなし概論

岡本 章吾

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スーツのパンツ選びのポイント

前回はスーツのジャケット選びのポイントについてお伝えしました。
新春で買われた方はもちろん、そうでない方も手持ちの物をぜひ確認してみてください。

今回はその続き「パンツ編」をお伝えします。
スーツではジャケットだけでなくもちろんパンツもセットです。
特にパンツはクールビズなどジャケットを着用しない時でも必要となってきます。
せっかくジャケットのサイズがピッタリでもパンツのサイズが合っていないと魅力が半減してしまいます。
そうならない為にもしっかりとパンツのポイントもマスターしていきましょう。

今回お伝えするのはスーツのパンツやスラックスについてなので、カジュアルパンツやデニムに関してはまた若干異なります。
パンツのシルエットはジャケット以上に変化が大きい物です。
シルエットを見ただけでいつ頃に購入した物かわかってしまうケースも多いです。

スーツ選びの鉄則~パンツ編~ 4つのポイント

今回も4つのポイントがあります。

[スーツ選びの鉄則~パンツ編~]

①ウエスト
②ヒップ
③渡り・裾幅
④股下

①ウエスト

パンツよれ

ウエストに関しては皆さん最も気にされている点だと思います。
またそれと同時に体型の変化に伴い大きく左右されます。
ウエストは多少ゆとりをもって大きいサイズを選べばいいかというと、そうではありません。
大きすぎる場合はみっともなく映ってしまいます。
大きいのをベルトで無理にしばり、生地が波状になっているケースをよく目にします。
そうすると見た目から合ってないのがわかる上、履いているご自身も非常に履き心地が悪くなります。波状になっている箇所が腰に当たるからです。
その様な際は多少であればウエスト出しや詰めなどの修理も可能なのでリフォームショップやクリーニング屋さんに持っていきましょう。

試着の際に気をつけるべきは時間帯です。
食前なのか食後なのか。
人によってはその前後で2、3cmもサイズが変わってしまいます。
食前に試着したにも関わらずきついなと感じた場合は当然ですが、その後は更にきつくなってしまいます。
その辺りまで考慮するとより良いサイズ感の物を選ぶことができます。

②ヒップ

タック

ヒップはお尻周りのことです。
実はここがパンツ選びにおいて非常に重要な箇所になってきます。
小さすぎるとしゃがんだ際などに負荷がかかってしまい破れやすくなってしまいます。かといって、ゆとりがありすぎるとダブダブしてしまい特に横から見た際、だらしなく見えってしまいます。
またヒップは下記でお伝えする渡りなどにも関係していきます。

ヒップに影響する物に「タック」と言われるものがあります。
タックとはパンツの前面に付いているヒダのことです。
これが左右一つずつ付いているタイプを「1(ワン)タック」
二つのタイプを「2(ツー)タック」
ヒダがないタイプを「ノータック」
と呼びます。

このタックを入れることによりヒップにゆとりができます。
一つタックが入ると約3㎝広がります。
同じウエストの物でもタックによりシルエットは大きく変わります。

すっきりしたタイプが好みならノータック。
ややゆったりとしたシルエットがお好みの方にはタック入りがオススメです。
今はノータックか1タックの物が大半です。

③渡り・裾幅

パンツ図り方

渡りとは太もも部分のこと、裾幅はパンツの裾の幅です。
パンツ全体のシルエットの印象が決まってきます。
またこの二つは時代によって大きく変わる箇所です。

今は全体的にシルエットが細みになっています。
特に裾幅は相当細くなっています。
裾幅は基本的に半分に折りたたんだ状態で図ります。

以前は裾幅22㎝が基準と呼ばれている時もありました。
年齢や体格により差異はありますが、今は19cm±1cmが主流になっています。

ウエストと同じ様に計測時の半分でなく一周で考えると約6cmもの差があります。
細いと足がすっきりとスタイリッシュな印象に仕上がります。

④股下

前クッション

股下も近年は短くなってきています。
以前はパンツの裾が床につく程の長さが多くありました。
股下の基準の一つにクッションと呼ばれるパラメーターがあります。
靴を履いた時に出来る「たまり」のことです。

以前はワンクッションが標準と呼ばれていました。しかし今はハーフクッションくらいの方がキレイに見えます。これは裾幅とも関係しているかと思われます。以前は裾幅が広かったので長めにしていても下までストンと落ちていました。しかし、今は狭くなっているのでキレイに落ちず、ぐちゃぐちゃにたまってしまいます。その為股下も短くなっているかと思います。

[スーツ・パンツ選びの鉄則]

①ウエストは時間帯も意識して試着

②ヒップは適度なゆとり

③渡り・裾幅はやや細みにスッキリと

④股下は長すぎずに

 

ぜひお買い物の際や今お手持ちのパンツも確認してみてください。

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「ビジネスマンのための戦略的スーツ着こなし術」「ライバルに差を付ける就活スーツ講座」に関する講演、研修などができる岡本 章吾S-style代表 イメージスタイリスト® 岡本 章吾 講師のプロフィールはこちら

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