澤円【第2回】プレゼンがうまくいくマインドセット5カ条

澤 円

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2020年06月29日

プレゼンがうまくいくマインドセット5カ条

「プレゼンテーションは「プレゼント」だと考えてください。」

プレゼンテーションの技術は、天からの贈り物。「自分のプレゼンがうまくいかないのは話す才能がないからだ」と諦めていませんか。「プレゼンの神」と呼ばれ、年間300 件以上の登壇をこなす澤円氏は、「正しいマインドセットを持つことがプレゼン上達の近道」と語ります。世界最高のプレゼンターから教わる、プレゼンがうまくいくマインドセットとは──!?

猪俣奈央子≫ 文、佐々木信之≫ 写真

(※本記事は、2020年1月1日発行のノビテクマガジンに掲載された記事を再構成しました。)

澤 円(さわまどか)

株式会社圓窓 代表取締役。 大手外資系IT企業所属。
立教大学経済学部卒。生命保険のIT子会社勤務を経て、1997年、外資系大手IT企業に転職。ITコンサルタントやプリセールスエンジニアとしてキャリアを積んだのち、2006年にマネジメントに職掌転換。幅広いテクノロジー領域の啓蒙活動を行うのと並行して、サイバー犯罪対応チームの日本サテライト責任者を兼任。現在は、数多くのスタートアップの顧問やアドバイザを兼任し、グローバル人材育成に注力している。2019年10月10日より、株式会社圓窓 代表取締役就任。企業に属しながら個人でも活動を行う「複業」のロールモデルとなるべく活動中。また、美容業界やファッション業界の第一人者たちとのコラボも、業界を超えて積極的に行っている。テレビ・ラジオ等の出演多数。Voicyパーソナリティ。琉球大学客員教授。 Twitter : @madoka510

マインドセット 第3条 この時間と場は二度とない

すべては一期一会。今、この瞬間に目の前にいる人と話をすることは奇跡です。時間は人類に平等に与えられているものであり、当然ながら増やすことも、減らすこともできません。ある一定の時間、みなが同じ空間に集まって共有するというのは、実はものすごく価値が高いことです。何十分もの時間を使って、自分の話を聞くために、そこにいてくれる人たちがいる。その貴重さを知れば、プレゼンで発する一言一動作が変わってくるのではないでしょうか。プレゼンの時間は、いわば聴衆から借りている時間です。借りているわけですから、利子をつけて返さなければなりません。私はよく、「聞いた人が喜んで行動することがプレゼンの目的だ」と言っていますが、聞き手にいかにハッピーになってもらえるかを考え、「来た甲斐があった」と思ってもらえるようにすることが大切です。

シリコンバレーでは、海外視察に来たがる日本企業が嫌われているという話を聞いたことがあります。日本から大手企業の役員が来るというので、現地のCEOは、協業や投資を期待して、張りきってプレゼンをする。ところが、いつも日本人は「ありがとうございました」「勉強になりました」と具体的な話を何ひとつせずに帰っていってしまう。なかには「私には決裁権がないので…」という人までいる。CEOは当然、「時間と労力を無駄にした」と感じます。時間と空間を共にすることの価値を自覚していないから、海外のビジネスパーソンに呆れられてしまうわけです。会議室やセミナールームに閉じこめて、目的や実益のないつまらないプレゼンをすることを、私は”時間のカツアゲ”と呼んでいますが、相手の時間をむやみに奪うことはもはや罪だと覚えておきましょう。

マインドセット 第4条 聴衆は敵ではない

たとえば、自身がとても緊張していた時、聞く態度が好ましくない人がいた時、想定していた反応が返ってこなかった時…聴衆が敵に見えるかもしれません。しかし敵対視してしまえば、そのプレゼンは失敗に終わるでしょう。聴衆は敵ではなく、一緒に何かを協業する仲間です。対峙するのではなく、何かを一緒に生みだしたり、共に問題を解決したりする仲間だと捉えるといいでしょう。

私はプレゼンの冒頭で、聴衆がテーマについてどこまで知識を持ち合わせているかを質問したり、どんなことで困っているかを確認したりすることがあります。

澤円 プレゼンがうまくいくマインドセット5カ条

たった数十秒の会話でも、誰かに何かを伝えることは、全部プレゼンなのです。

アイスブレイクという意図もありますが、聴衆の状況を知り、一緒に問題を解決して役立つ情報を持ち帰ってもらうためです。話すことを目的にせず、仲間である聴衆とコミュニケーションをとりながら、どう喜んでもらうか、この場をどうハッピーな空間にするかを探っていくことが大切です。

マインドセット 第5条 日常生活がリハーサルになる

プレゼンというと、檀上に立って何百人もの聴衆を前に話す姿をイメージされる方が多いかもしれません。少人数での会議や営業での商談シーンを思い浮かべる人もいるでしょう。しかし私は、たとえばコンビ二での店員さんとの会話でさえ、ひとつのプレゼンだと思っています。店員さんから「温めますか?」と質問されたら、どういう言葉で返答するか。商品をどのように受け取るか。会釈やアイコンタクトはするのか。1対1での、たった数十秒のやりとりでさえ、相手に何かしらの印象を与えます。できるだけ好印象を与えられるように工夫することもプレゼンの練習です。意識的に人と会話をすることが習慣になれば、今度は特別に意識をしなくても自動的にそう振る舞えるようになります。すると、同じことが大きなステージ上でもスッとできるようになるのです。

澤円 プレゼンがうまくいくマインドセット5カ条

プレゼンテーションは「プレゼント」だと考えてください。

まずは「相手に何かをプレゼントする」というマインドセットを身につけて、今日から実践してみてください。そして、その過程や結果、学びをできるだけアウトプットしてみましょう。アウトプットすることで、他社からフィードバックを受ける機会が増えますし、得たものを言語化することで再現性も高まります。他者の目を恐れず、また面倒くさがらずに続けていくことがプレゼン上達への近道です。

澤円 – プレゼンがうまくいくマインドセット5カ条(了)

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