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眞邊明人 プレゼンの鬼が教える話し方のコツ!

眞邊明人【第12回】最強の声を手に入れよう – プレゼンの鬼が教える話し方のコツ!眞邊明人の最強の話し方

眞邊 明人

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声は自分の伝えたいことを「表示する」直接的な機能です。最も重要なツールといっても過言ではありません。
その「声」の重要性と、日本人の「声」に対する性質を解説します。

元吉本興業のプロデューサーであり、新垣結衣や佐藤健のデビュードラマの監督であり、即興演劇のプロリーグ「アクトリーグ」を生み出したという異色の経歴の持ち主、眞邊明人氏。

売れっ子研修・講演講師でもある 眞邊明人氏に、いままでの研修や講演会をはじめ、様々な経験を通じて得られたことを元に、最強の話し方について語っていただきます。

どうしたら、あの人のように喋れるようになるのか?
あの人とこの人では、同じことを話しても全然違うのはなぜなのか?
最強の話し方を身につけるために必要なこととはなにか?

これぞ話し方の「ノウハウ」決定版です。

中身を伴わせる重要なツール

「表情」が「視覚」ならば、「声」は「聴覚」にアプローチする重要なツールです。しかも声は自分の伝えたいことを「表示する」直接的な機能です。最も重要なツールといっても過言ではありません。

表情が商品でいうところの「パッケージ」ならば声はまさに「中身」です。
「中身」はふたつにわかれます。
「内容」と「表現」。

商品でいえば
「原材料」と「調味料もしくはインターフェース」。

「伝えたい内容」と「表現」のふたつが融合してはじめて「中身」を伴うわけです。ですから、ワタシは「声」の重要性を研修や講演で毎回訴えています。

「声」とひとくちでいっても、声量や声質、滑舌、言い回しなど、様々な技術がありますが、まずはとてもシンプルなことです。

「とにかく大きな声!」

技術以前の問題です。声が小さいと、相手に伝わらないわけですから、「中身」以前の話です。いや。皆さんの意識(理解)はできていると思いますが、おそらく理性より感性の拒否が働いているのでしょう。

日本人は「大きな声は無遠慮で失礼」という意識が強く刷り込まれています。特に戦後はその傾向が大きくなってきています。日本は「声」に関しては先進国の中でも大変特異な存在です。それは「語学教育」において顕著です。

昭和初期までの日本はある意味、世界的にみてもスタンダードで優秀な「語学教育」を進める国でした。それが大きく変容するのは第二次世界大戦後のことです。戦後の国語教育は徹底して「音読」を排除して、文法や漢字に時間を割いてきました。よく「日本人は文法や単語ばかり勉強して発音を勉強しないから英語が喋れないのだ」という論を聞きますが、それは英語だけではなく日本語も同じです。今の若い人は「日本語を喋れない」のです。

「発音」はその名の通り、音を発しないと身につきません。従って、「音読」は正しい「発音」を学ぶ基礎的な学習法なのです。また、「頭脳」にとってもいいことばかりです。

人間は「インプット」と「アウトプット」のサイクルによってものごとを「習得」していきます。
記憶したことを実行することによって、確実な「再現性」を確保することができるようになります。

ここではじめて「できる」ようになるわけです。「音読」は、目で見る=インプットと、口にする=アウトプットのサイクルが一瞬で行われます。このことを「繰り返す」ことによって確実に「読んだ知識が身につく」ことになるわけです。

戦前の勉強は「音読」「暗唱」が中心でした。理性だけでなく感性も同時に鍛える実に効率のいい勉強法です。それがなぜか戦後からインプットオンリーの勉強法に変わってしまいました。そのことによって「感性」「直感」といった「刺激」が失われていったように思います。それではなぜそういうことが起こったか。

それは「音読」の「危険性」にあります。

大きな声で本を読んでいると、身体の中で音が共鳴して一種の陶酔状態に入ります。カラオケで大声で歌うと気持ちよく興奮するのと同じです。いわば一種の催眠状態にかかりやすくなるのです。

ここで「思想的」な文章を反復音読させると「洗脳」をかけやすく(かかりやすく)なるのです。宗教が「教典」などを信者に大きな声で読ませるのはそのためです。日本も戦前の教育で、「唱和=大きな声で繰り返し読むこと」によって思想統一教育を図った側面があると考えられ、そこから「音読」「暗唱」は敬遠されるようになってきたという背景があります。

確かに企業などでも「社訓」の「唱和」など、思想意識統一の一貫として行われることが多いので(最近は少なくなっているようですが)、あながちこの説は見当外れとは言えません。

だからといって、この有効な学習法であり、「声」を鍛えるシンプルなトレーニングを捨ててしまうのはあまりのも惜しい。そこで、ワタシが編み出したのは、乱読という方法です。

乱読という方法

これはひとりではできません。3人以上の人間でやれば非常に効果は高いです。
やりかたは極めてシンプル。

3人はそれぞれ「別の本」を用意します。
その別々の本を一斉に音読する。

これだけです。

3人で一斉の声を出すことによって、まず心理的な「大きな声を出す拒絶反応」を消し去ります。大きな声を出さないと自分の声が聞こえませんし、集中もできなくなります。したがって必然的に大きな声を出すことになります。そして、それぞれが違う本を読むことによって、「思想、意識統一」のような危険性をとりのぞきます。

全員で同じ本を読むと、人間の身体に備わる「同化」が起こり、無意識に「洗脳状態」が発生していまいます。全員が全く違う本を読むことによって、そういった洗脳状態を取り除き純粋な「運動」としての発声を促せます。

また、自分の声を無意識に聴こうとするため、「傾聴力」や「集中力」も養えます。自分の「声」を聴き取りやすくするためには「発音」を明確にしなかればなりません。したがって、これも無意識に「口を大きくはっきり」動かす必要が出てきます。全てが「無意識」のうちに行えることがこのトレーニングの最大の利点です。

ただあまり長い時間は「集中力」が保たなくなるので、かえって雑になる恐れがあります。集中力が高まる90秒から最大でも180秒くらいでおさめるといいでしょう。

最近はこれにもう一工夫加えて「勝敗」というスパイスを加えています。これは「対決方式」で「音読」を行い、「滑舌、声の大きさ、表現力」で勝敗を争うというものです。

「勝負」を組み込むことで、より「大きな声を出すことに対する拒絶感」をとりのぞきます。このしくみは、さらにエンタテイメントにまで発展させようと思っています。

声をもっと再認識しよう

いずれにせよ。「声」というものはもっともっと日本の教育の中でも再認識し重要な課題として取り組むべきものです。一般の社会に入っても「声の大きさ」は最もシンプルな武器です。

「声の大きいやつが結局勝つのはおかしい」なんて話も聞きますが、「声の小さなやつが損するのはあたりまえ」なのです。「大きな声」が出ると「滑舌」や「表現力」、「構成力」など更なるステップに進めるのです。もう一度、「声」について皆さん認識を改めてみてください。

ポイントは「音読」

自分の気に入った本をとにかく「音読」してみてください。
講座では「息読み」もやりましたが、「声」にした方が身体に響いて持続しそうなので、声を出して本読む。
これを毎日3分くらいをめどにもう一度やってみてください。

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