職場の幸福論 第5回 「話し合っても分かり合えない」という前提で・・・

坂本行廣_職場の幸福論

坂本 行廣

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2015年03月26日

大塚家具でプロキシファイト(委任状争奪戦)が行われています。

ワイドショーを賑わせていたのでご存じの方も多いのではと思います。ワイドショーで取り上げられるくらいなので、この件には色々な「修飾語」や「キーワード」がちりばめられています。

一例を挙げると、

 

・骨肉の争い
・クーデター
・お家騒動
・テロ
・美人社長
・独身
・才女
・家具屋姫(かぐや姫)
・ファンド

 

などなど。いかにもな感じです。。。

 

実の父と娘の争いに、実の兄弟、従業員、株主、ファンドなどのステークホルダーが複雑に絡み合っているようです。

 

それに対し、色々な方が色々なコメントされているようです。例えば、
「親子なんだから仲良くすればいいのに」
「内部で話し合うべきこと」
「創業者と長男とかだったら分かるけど、長女とはねぇ~」
「巻き込まれた従業員がかわいそう」
など、まあ確かにそうですよね、という意見です。
ただ、大塚家具は、2014年の売り上げが555億もあり、従業員は1,749名(2014年12月31日現在)もいる企業であり、その企業を一代で築いた創業者と、現在の経営を担っている代表取締役社長が”話し合っても分かり合えなかった”結果、それぞれが記者会見を開き、プロキシファイトをしているのです。実際、日経ビジネスオンラインでそれぞれのインタビューが掲載されていますのでご覧になってみて下さい。

 

◇大塚家具、大塚久美子社長が激白!「すべて話します」
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20150311/278546/

 

◇大塚家具、父・勝久会長も本誌に激白
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20150312/278610/
こういった状況を見て思い出すのが、以前、ワークショップを学んでいた際に劇作家の平田オリザ氏がおっしゃっていた言葉です。一言一句正確ではありませんが、
「人と人とは話し合っても分かり合えない。分かり合えないままやっていかないといけない。」
という言葉です。

 

 

外国人の役者と話し合っても、全く意見がまとまらない。まとまらないが時間になったら幕が上がり、プロ意識を持って一つの演劇を作り上げていく。それが大切だというお話でした。
気持ちとしては、「話し合えば分かる」という前提でいたいですが、実際には「話し合っても分かり合えない」という前提で、だからこそ、お互いどうしていくべきなのかを模索することが大切なのではないかと最近は思っています。

 

 

その前提で言うと、今回の件は創業者と経営者が、会社の現在及び将来、従業員、株主等々の事を真剣に考え、話し合ったが分かり合えず、信念を持って行動した結果だと思えるのです。
ただ、唯一気になるのが、創業者と経営者の間に挟まれているサイレントマジョリティーである従業員の方々です。

 

従業員の皆さんは、今どんな事を考えながら仕事をしているのでしょうか。
そして、会社の行く末をどのように見つめているのでしょうか。

 

サイレントであり続けるのか、それとも。。。
そして、3月27日(金)、幕が上がります。
どんな演劇が上演されるのでしょうか。

 

 

以上で5回目終了です。
桜の季節ですね。今年はどんな新入社員に出会え、どんな時間を共有できるのか。
楽しみです。

 

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