究極のチームづくり-チームで道は開けるか-『スポーツは文化である!という原点』【後編】

プロバスケットボールチーム 東京エクセレンス

チーム創設初年にして、ナショナル・バスケットボール・デベロップメント・リーグ(NBDL)2013-2014シーズンの初代王者の栄冠を手にしたプロバスケットボールチーム東京エクセレンス。チームとして最大の成果を引き出す秘訣をゲーム、チーム、フロントを指揮する3人のリーダーに聞いた。

 

(※本記事は、2015年1月1日発行のノビテクマガジンに掲載された記事をWeb版として再構成しました。)

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それぞれ違うポジションで選手、スタッフをリードする3人。
人材育成という観点からどのような取り組みを行っているのだろうか。

田方ヘッドコーチはベテランと新人の中間の年齢でありながらチームを指揮する立場。気苦労も多いかと思いきや、逆にそのような環境にいるからこそチーム全体を見渡せるのだという。

 

田方:「リーダーとして心がけているのは選手たちの声に耳を傾けるということです。指導する立場

だからといって自分のエゴを押し付けるのではなく、一人ひとりの話を聞き、それを踏まえた

上でチームとして最適な方向性を決める。年上の選手だから気を使ったり、年下だから威張っ

たりという接し方ではなく、その選手にどんな役割を担ってもらいたいかを考えた上で接する

ようにしています」

 

 

同様に、石田キャプテンも、全体を見渡した上での「バランス感覚が大事」と語る。

 

石田:「持論として、プロチームにはキャプテンというポジションは必要ないのではないかと考えて

いるんです。選手一人ひとり、プロとしての考えがあるはずなので、それをそのまま出してほ

しいというスタイルです。例えば、試合で負けが続いてチームワークが崩れてしまった時に、

意見を出すのはキャプテンの自分やベテラン選手じゃなくてもいい。打開策であればルーキー

の意見も取り入れたいし、その方が組織として成長しますよね。ですから、選手それぞれが

個性を発揮し、意見を言える環境づくりを意識しています」

 

 

また、今村フロントマネージャーは、相手の気持ちを理解しようとする意識が組織を円滑にする秘訣と言う。

 

今村:「選手たちは試合に勝つことが第一で、運営は集客やスポンサーを獲得して企業として成長

させることが目標です。微妙に異なるそれぞれの目標を調整するためにも、スタッフの気持

ちを汲み取ったフォローが必要なんです」

「同じページ」にいる限り高い壁が待っていても揺るがない

結成2年目にして、優勝を果たした昨シーズンから今シーズンに渡って連勝を続けている(2014年11月現在)東京エクセレンス。チームとしてはすでに“仕上がっている”状態にも見受けられる。今後の目標をどのように定めているのだろうか。石田キャプテンは「たしかに難しいですよね」と一拍置いた後、次のように語ってくれた。

 

石田:「チームとして考えるなら勝つことが目標ですし、運営としてはナショナル・バスケットボー

ル・リーグ(NBL)に昇格することや試合会場をお客さんで埋めることがゴールかと思い

ます。ただ、NBLに上がり、選手補強をした場合に今と同じ感覚でチームがまとまれるかと

言ったら難しいと思う。負けが続いたら、おそらく原因を見つけて不満をぶつけたくなる時も

出てくるだろうし。今の状態をキープしつつ、レベルを高めていくことが最も難しい乗り越え

るべき壁になりそうですね」

 

最後に「理想のチーム像を一言で表すとしたら」という質問をしたところ、石田キャプテン、田方ヘッドコーチからは「same page」という答えが返ってきた。

 

田方:「試合は、勝敗が運に左右されることも少なくありません。ミスが続けばどうしてもチームの

空気は重たくなり、ゲームの流れが少し悪くなっただけで気持ちが離れていくチームもあるか

と思います。でも、全員が『同じページ(same page)』の中で、理念という同じ方向を向い

ている限り、何があっても揺るがないと信じています」

 

今村フロントマネージャーは、「今のための今まで」といいう言葉を挙げる。

 

今村:「プロのスポーツチームに属していると、どうしても一般企業に勤めている方に比べて、同じ

空間で同僚と過ごす時間は少ないと思うんです。だからこそ、良い時も悪い時も『今』を大事

にして目の前のやるべきことに取り組む必要があるんです。また、プロスポーツチームを経営

の視点でどのように支えるべきか、ということは常に考えています。だからこそ、昨年終盤か

ら共同代表としてチームを支えている経営の経験豊富な西山の存在の大きさを感じることがで

きています。あらかじめこの先出てくるであろう経営面での壁と向き合えているのもチームの

強みであると感じています」

 

東京エクセレンスがより高いステージに上がるとき、必ずや待ち構えているであろう試練。選手、スタッフが共有し、原点に立ち返るフラッグシップが有る限り、決して乗り越えられない壁ではないはずだ。

 

 

 

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9g2012年8月、一般社団法人カルティベイティブ・スポーツクラブを運営母体に、スポーツドクターの辻秀一氏を代表に創設。板橋区を中心に、大田区、港区を主な活動拠点として東京全域で活動。「スポーツは文化である!」というチーム理念のもと、試合や練習、地域交流イベント、アカデミーなどの幅広い活動を通じて、

元気・感動・仲間・成長を届ける。2013年に発足されたNBLの下部リーグ、

NBDLに新規参入し、2013―2014シーズンで優勝、初代王者に輝く。

 

 

 

 

 

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