坂本行廣【第6回】坂本光司氏 日本でいちばん大切にしたい会社の人財育成 – 【ノビテクマガジン倶楽部主催講演会】研修講師の書き下ろしreport

法政大学大学院制作創造研究科教授/同大学院静岡サテライトキャンパス長/NPO法人オールしずおかベストコミュニティ理事長の坂本光司氏をお迎えした「日本でいちばん大切にしたい会社の人財育成」の様子を研修講師 坂本行廣氏がレポートいたします。

 

坂本行廣(さかもとゆきひろ)
<人材・組織開発ファシリテーター/メンタルコーチ>

人材・組織開発コンサルティング会社で階層別教育など各種研修、組織風土改革、次世代リーダー育成プロジェクトなど各種プロジェクトの開発、実施に携わる。研修では、理と情のバランスを重視し、受講者が頭で理解し、心で納得することを心掛けている。2013年にプレイフルワークスを設立し、現在は仕事をプレイフルに楽しめる人材、組織作りに取り組んでいる。

坂本行廣

ノビテクマガジン倶楽部が主催する講演会の様子を
研修講師のわたくし坂本が毎回レポートいたします。

日本でいちばん大切にしたい会社の人財育成

坂本教授

坂本 光司
(さかもと こうじ)

法政大学大学院制作創造研究科教授。
同大学院静岡サテライトキャンパス長。
NPO法人オールしずおかベストコミュニティ理事長。
人を大切にする経営学会会長。
「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞審査委員長。
その他、国・県・市町・産業支援機関の公職多数。
専門は中小企業経営論・地域経済論・福祉産業論。

これまでに約7000社の中小企業を訪問し、調査を実施している。ベストセラー『日本でいちばん大切にしたい会社1.2.3.4』(あさ出版)をはじめ、『「日本でいちばん大切にしたい会社」がわかる100の指標』(朝日新書、共著)、『21世紀をつくる 人を幸せにする会社』(ディスカヴァー・トゥエンティワン、共著)など著書多数。

 

今回は、ベストセラーシリーズ「日本でいちばん大切にしたい会社」の著書、坂本光司教授でした。大学の教授ですので、静かで、穏やかに話される方だと思っていましたが、歯に衣着せぬ語り口で、良い意味で期待を裏切られました。

 

「会社で一番大切なのは、人をトコトン大切にすること」。
つまり、日本でいちばん大切にしたい会社は、“人をトコトン大切にする会社”であると冒頭から断言。

 

会社の目的は、人を幸せにすることであり、シェア、売上、ランキング等は目的ではない。
それらは、真の目的を追求した結果としての現象であり、その現象を追い求めてはいけない。

 

“人をトコトン大切にする会社”であるためには、正しい経営をする。欺瞞に満ちた経営をしない。会社を私物化しない。公私混同しない。

 

正しい経営をしている会社の実例として、ある大阪の商社の話をしてくださいました。

その会社は、リーマンショックの際に売り上げが7割も下がってしまったそうです。そのため、賞与を予定通り払えなくなり、社長は社員を集めて言いました。

 

「約束していた額のボーナスが払えません。その0.8倍しか払えません」と。

 

その集会の後、社員が集まってきて不満げな表情でこう言ったそうです。

 

「なぜ、ボーナスを払うのですか!」

 

社長はその後、トイレに入って3分間涙が止まらなかったそうです。

 

 

その他にも、正しい経営をしている会社の実例をお話しくださいました。例えば、

 

・企業経営とは社員とその家族を永遠に幸せにすることを考え、配偶者の誕生日には

必ず休ませる会社のお話

・社員の3分の1が世襲。働いていて、愛する娘、息子を就職させたいと心から思う会社のお話

・3年病気でも給与を支払う会社のお話

・時間外手当が分単位の会社のお話

 

 

など、世の中には、本当に“人をトコトン大切にする会社”が存在するのです。

 

ただし、残念ながら身近にこういう会社がないと、リアリティのある話としてなかなか感じられないのではないでしょうか。そのため、この類の話を伺うと私を含め多くの方が、

 

「とは言ってもね~、現実はね~」

 

というフレーズが頭の中を駆け巡るのではないかと思います。つまり、

 

「理想はそうだよね。でも、現実は、売り上げを上げないと給料も出ないし。正直、食べていくだけで精一杯。幸せとかその後のことなんだよね、実際。まずは、目の前のこと。これが現実。」

 

という方も多いのではと思います。いわゆる、「理想」と「現実」ですね。

 

では、普通の会社と“人をトコトン大切にする会社”の違いは何なのでしょうか。

 

そうです、“人をトコトン大切にする会社”は「理想」と「現実」の二者択一の機会で、迷いながらも「理想」を選択し続けているのです。「理想」を選択すると、

 

・綺麗ごとなのでバカにされるかもしれない

・実際はうまくいかないかもしれない

・普通の企業より結果を厳しく評価される

・何かあったら真っ先に叩かれる

 

など、色々と考えてしまうものです。でも“人をトコトン大切にする会社”は、そんな事は百も承知で「理想」を選択し続けているのです。

 

講演会を振り返り、私はこんなことを考えました。

 

「私たちはどんな会社で働けると幸せと感じるのだろうか」

「私たちはどんな会社を未来の子供達に残して行くべきなのだろうか」

「私たちは世界有数の経済大国として、どんなメッセージを世界に発信していくべきなのだろうか」

 

坂本教授のお話にその答えがあったような気がしてなりません。

 

今回も勉強になり、そして勇気づけられる機会をいただきありがとうございました!

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