働き方・生き方

「外見の細部を視れば、例外なくその人の仕事での課題・悩みがわかります」と伝える森川涼平氏。その理由を細かく説明していただきました。
人は見た目が○割という言葉があるように、ビジネスの成果を左右する外見の正体。ルックスクリエーターの森川涼平氏による「任せたいと思われるビジネス外見力」の連載コラムです。

はじめまして、ルックスクリエーターの森川涼平です。
大学時代より「外見」に関する研究をはじめ、ニューヨークへ渡米しヘアメイクアップの活動をしながら、現地のビジネスパーソンの外見傾向の分析と日本人が世界で成功する外見分析などを基本に、外見コンサルティングをスタートいたしました。 これまで外資系金融機関・投資関連機関・不動産会社など高単価のサービス商材を扱うセールスパーソンを専門に総合外見/演出プロデュースをしており、大学機関をはじめ、外見教育に関連する特別講義なども行っています。

「外見の細部」を視れば、例外なくその人の仕事での課題・悩みがわかります。

なぜなら、外見は人間性や心と強く関係しているからです。 例えば、普段から心配性の性格の人はその性格が顔の形や目、鼻、眉毛、皮膚、耳の形や位置に現れてきます。

心配症の人は不安（自分の予想通り、思い通りにならないのではないか）という感情を強く持ちやすい傾向です。 不安や心配をする傾向の人は特徴的な顔つきに寄っていきます。鼻脇の筋肉、顎下の筋肉、眉間や眉毛付近の筋肉が顔の中心（内側）に動きます。それにつられて、皮膚（顔や頭皮全体の皮膚）も内側に動きますから、目や耳の位置が変わってくるのです。

比較的、本来の顔から内側に変形していく「顔つき」は暗い印象に見えてしまうのです。 また、これらは顔（外見の一部）に限ったことではありません。髪型、顔、服装、メイク、動作（仕草・表情、態度等）、体型、身体的特徴などは人が心で考えていること、考え方、性格と強く関係します。

仕事上で大切なことは

・新しい取引先から仕事の依頼を得られるか
・企画会議や重要な会議でのプレゼンで相手を説得できるか ・上司部下間で良好な関係を築けるか

などだと思いますが、どれも人が人を評価するのです。 つまり、評価（外見が強く影響する）のされ方が変われば、結果が変わるということです。 日々、外見を意識していれば、小さな変化の積み重ねが、大きな結果へと変わっていくこととなるのです。 さて、下の2種類の写真を見てみましょう。この方はファッション・アパレル業界にお勤めのセールスパーソンです。

A　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　B

Ａの写真とＢの写真ではどちらの方が「信頼のおける人」だと感じますか。 おそらく皆さんが選ばれた答えは正解です。Ｂの写真の方のほうがきっと「信頼のおける」という印象に近かったのではないかと思います。

このように、外見は「特定の印象・雰囲気」を与えます。では、何故Ｂの写真の方が「信頼のおける」と感じたのでしょうか。この「理由」を知り、外見の細部を徹底的に観察し、改善し、磨くことが重要です。その理由を知り、実践することでどの方もＢの写真の方のような印象に近づくことができます。

この「理由」については、次回からのコラムでお伝えしていきます。

「外見プロデュース」の本当の狙い

現在抱えている仕事上での課題・悩みを解決し、望む目標に近づくことが「外見プロデュース」の本当の狙いなのです。 仕事上での人間関係のトラブル、仕事に対してやる気が湧いてこない、仕事での実績があがらない等、あらゆる課題・悩みは外見を徹底的に細部まで観察し、磨くことで解決に向っていくのです。

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