永谷研一 Vol.10 最適な行動を見つけて、仕事の質を高めていこう – 目標を達成するための”PDCFAサイクル”

永谷研一 目標を達成するための”PDCFAサイクル”

目標を達成するには「行動の習慣化」と最初のやり方に固執しない事が大切です。その理由を解説します。
今回で最終回です。

様々な企業の新人教育、リーダーや幹部候補生の研修・育成などに関わってきた永谷研一氏。
研修やOJTなどの人材育成の施策が「やりっぱなし」になっている点が問題だと感じ、のべ12,000人の行動を分析して「目標達成」に向かって行動をしていくプロセスをモニタリング、データ分析することで改善方法を編み出すことに成功。
『目標達成に必要なのは根性論でも精神論でもなく、「技術(スキル)」である』
その理論を体系化したのが、“新しいPDCAの回し方”である「PDCFAサイクル」なのです。このコラムでは、仕事がデキる人は必ずやっているという、「目標を達成するための”PDCFAサイクル”」について、永谷研一氏に語っていただきます。

最適な行動を見つけて、仕事の質を高めていこう

目標を達成するには、「行動の習慣化」が大事です。
その一方で、最初に決めたことにとらわれすぎずに、状況に合わせて行動をどんどん変えていくようにすることが、効率的に目標に近づくコツといえます。ここでは、「行動を改善する技術」について説明していきましょう。

「3週間」続けられなかった行動習慣は変えよう

私は、最初に高すぎる目標や難易度の高い行動習慣を設定して、結局、続けられなかった人を数多く見てきました。彼らに共通しているのは、目標を低くしたり、続けやすい簡単な行動習慣に変えたりすることを“レベルダウン”と考えて、最初に決めたことにいつまでも固執してしまうことです。

目標に近づかない行動や、なかなか習慣化できない行動は、新たな行動に変えていくことも重要です。「行動の振り返り」や「フィードバック」を参考にして、軌道修正していきましょう。

目安としては、ある行動が「3週間」続けられなかったら、もっと簡単な行動に変える(計画し直す)必要があります。これは、行動習慣を継続するという意味では、むしろ、“レベルアップ”させることだといえるでしょう。

目標達成へのプロセスは、行動を計画して、実践して、改善するというサイクルをまわし続けながら、最適な行動を見つけていくということでもあるのです。

「仕事の質を高め続ける人」がプロフェッショナルと呼ばれる

「仕事のプロフェッショナルとはどんな人ですか?」

と問われたとしたら、あなたはどのように答えますか。

私ならこう答えます。

「つねに新しい目標を設定し、行動と内省を習慣化させ、フィードバックを取り入れることで、仕事の質を高め続けられる人です」

仕事のプロフェッショナルは、1つのやり方に固執することはありません。いつも、最適な行動を見つけようと努力しています。また、目標達成には行動を続けることが大切なことをよく知っていて、まずは簡単な行動を続けることによって、内省を深めます。さらに、決して一人だけで頑張ろうとはせず、自分の考えだけにとらわれることもありません。

自分のやっていることや考えていることを開示し、周りからフィードバックを受けやすい状態をつくり出します。その結果、自分の頭で考えたうえで、次なる行動への気づきを大いに得ることができるのです。

以上をまとめると、PDCFAサイクルを回し続けられる人ということになります。

PDCFAサイクルを定着させよう

私は、PDCFAサイクルとともに、それを支援するためのITシステムを考案し、日米で特許を取得しました。特に、やりっぱなしの研修を行動定着型に転換するため、「目標達成のための行動習慣化メソッド」として、多くの企業にサービスを提供しています。

PDCFAサイクルの技術を身につけることができれば、目標達成に効果を発揮します。
すなわち、次のような5つ習慣化が実現するのです。

正しい目標を設定する習慣

シンプルな行動を続ける習慣

深く考え、経験から学びとる習慣

他者との関係性を活かす習慣

柔軟に行動を変える習慣

多くの行動実践データを分析した結果、フィードバックを受けていない人がサイクルを回し続けられる率は15%にすぎませんが、フィードバックを受けている人のそれは、77%に跳ね上がります。これは、PDCFAサイクルにF(フィードバック)を組み込むことの効果がいかに高いかを物語るデータだといえるでしょう。

PDCFAサイクルが、つねに目標達成し、自ら考え、行動できる人に成長する一助になれば幸いです。

永谷研一 「目標を達成するための”PDCFAサイクル” 」 (了)

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