職場の幸福論 第6回 新入社員 頑張れ~~

坂本行廣_職場の幸福論

坂本 行廣

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2015年05月08日

新入社員 頑張れ~~

今年のゴールデンウィークは天候に恵まれましたね。
「リフレッシュ出来た!」という方もいれば、「どっと疲れました」という方もいっらっしゃるのではと思います。そんな中、気になるのは、4月に社会人になった新入社員の皆さんですね。学生時代とはうってかわって、毎日決まった時間に出社し、新しいこと、知らない人に日々接して、帰宅して寝たらまた出社というのは、なかなかストレスフルだったのではないでしょうか。
さて、新入社員の皆さんはどのようにゴールデンウィークを過ごしたのでしょうか。

 

 

今年、私は東京商工会議所主催及びいくつかの企業で新入社員研修を担当させていただきました。
新入社員研修を担当すると必ず聞かれるのがこの質問です。

 

「今年の新入社員はいかがですか?」

 

恐らく質問された方は、

 

・過去の新入社員と比較した場合、どんな特徴があるか
・他の企業と比較した場合、どんな特徴があるか
・自分が新入社員に対して感じていることの確認 等

 

の意図があっての質問なのではと思います。

 

実は、私、正直に言いますが、この質問、ニガテです。。。
今まで何となく「ニガテだな~、この質問」と思っていたので、この機会になぜ苦手なのかを考えてみたいと思います。

 

まず、皆さんご存知だと思いますが、人は一人一人ものの見方が違うのです。認知の違いと言ったりしますが、同じ新入社員Aさんを見ても、講師のαさんとβさんでは言うことが違います。もちろん、明らかに

 

「こいつはあかんわ。何で連絡なしに遅刻やねん。しかも全く悪気ないし」

 

というような新入社員に対しては同じ意見になります。つまり極端に良い、悪いという場合は意見が同じになりがちです。一方、どちらでもない場合は意見が異なることが多々あります。

 

 

私は基本的にポジティブな面を見るようにしているので、その質問に対して、

 

「優秀ですね。言われた事を反省してすぐに改善出来ます。素直さは成長するにあたって重要ですからね」

 

と言ったりします。一方、講師のαさんは、

 

「言われたことしか出来ないですね。自分でものを考えて行動する力は年々落ちていますね」

 

と言ったりします。私は、ものの見方は千差万別であり、意見が違うのは当たり前だと思っているので、その点は気にならないのですが、気になるのは、質問する人がαさんの意見にやたらと賛同することです。私の意見に対しては、

 

「はぁ、そうですか」

 

という感じなのですが、αさんの意見に対しては、

 

「そうですか。やっぱりそうですよね~。私もそう感じていました!」

 

というようにちょっとくい気味に反応したりします。
これは私の偏見かもしれないのですが、どうもポジティブな意見に対しては、

 

「この講師、ちゃんと見ていないのではないか」
「気を使って上辺でものを言っているな」

 

と見られているような気がしてならないのです。日本で生まれ育って社会人人生もそれなりに長くなると、シビアに分析、評価すること、されることが当たり前になります。上司から、あるいは部下に対して、

 

「ここが出来ていないよな、もうちょっと考えろよ。もうそろそろ成長せえよ」
「大分出来るようになったが、ここが甘いな。いつまで繰り返すねん、同じことを」

 

というようなことを何度も言われたり、言ったりしてきています。

 

 

つまり何が言いたいかと言うと、われわれは「出来ていない部分を指摘する(される)」ことに慣れ過ぎ、その事に価値を置き過ぎているのではないでしょうか。

 

これは、いわゆるギャップアプローチという手法です。「あるべき(ありたい)状態」と「現状」のギャップを埋めるために何を、どう改善するかというものです。PDCAプロセスも同様の考え方ですね。
うちの5歳の娘との日常はまさにギャップアプローチだらけです。

 

「晩御飯の前にはおもちゃを片づけないと駄目でしょ!」
「外から帰ってきたらまずは手を洗いなさい!」
「なんで妹にやさしくしないの!」


はぁ~。疲れます。。。
全国のママ、パパの皆さん、お疲れ様です。。。
まあ、大の大人にこういった直接的なやり取りはしないと思いますが、本質は変わらないのではないかと思います。このギャップアプローチの良い所は、改善点が見つかり、次回以降、改善される可能性が高まるということです。一方、良くない点は、常に「あるべき状態」があり続けるため、満足したり、認められたりすることがないという点です。「あるべき状態」に比べると「現状」は常にマイナスの状態であり続けるということです。これが商品やサービスが対象であれば、更に良くと思えるのですが、人が対象の場合は、常に「ダメ出し」をされているように感じ、自己肯定感が低くなったり、チャレンジ精神が失われてしまったりする可能性があります。

 

私が「今年の新入社員はいかがですか?」という質問に苦手意識を持っているのは、こういう背景があるからです。
さて、これからの時代に求められるビジネスパーソンとはどんな人なのでしょうか。
新入社員にどうなって欲しいのでしょうか。

 

「自分と同じような苦労を経験して欲しい?」
「自分と同じように成長して欲しい?」

 

少なくとも私は自分を軽々と超えるような新入社員になって欲しいと思っています。
そのためにこれからもポジティブな面を見続け、応援していきます。
これからやたらめったらダメ出しされるけど、自分自身を信じて頑張れ~~、新入社員!

 

 

以上で6回目終了です。
ボクシングの世紀の一戦といわれた「マニー・パッキャオVSフロイド・メイウェザー」戦が終わりました。
勝利者は、WOWOWの15日間無料体験で視聴した日本の視聴者だったのではないでしょうか。

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