坂本行廣【第3回】自分にとって「大切なもの」ってなんだろう? – 職場の幸福論

坂本行廣 職場の幸福論

職場の幸福論

忙しくなると、当然時間の使い方が変わるのですが、私の場合は明らかにテレビを見る時間が減りました。テレビっ子だったのに、すっかり見なくなりました。

坂本行廣(さかもとゆきひろ)
<人材・組織開発ファシリテーター/メンタルコーチ>

人材・組織開発コンサルティング会社で階層別教育など各種研修、組織風土改革、次世代リーダー育成プロジェクトなど各種プロジェクトの開発、実施に携わる。研修では、理と情のバランスを重視し、受講者が頭で理解し、心で納得することを心掛けている。2013年にプレイフルワークスを設立し、現在は仕事をプレイフルに楽しめる人材、組織作りに取り組んでいる。

坂本行廣

自分にとって「大切なもの」ってなんだろう?

早いもので2015年も1ヶ月が過ぎました。

年齢を重ねるにつれてどんどん時間が早く過ぎ去っていきます。大学時代の「暇だ、暇すぎる~~。暇すぎて死にそうだ。。。」と思っていたのが嘘のようです。

忙しくなると、当然時間の使い方が変わるのですが、私の場合は明らかにテレビを見る時間が減りました。テレビっ子だったのに、すっかり見なくなりました。厳密に言うと、テレビはついているのですが、アンパンマンやらプリキュアやら妖怪ウォッチやらがやたらと流れています。しかも同じものが何回も何回も。飽きないのね、娘たちよ。。。

そんなテレビの中でもドラマは毎週見ないといけないので、ここ10年ぐらいは全く見ていなかったのですが、つい最近あるドラマを見始めました。それは、

『流星ワゴン』

たまたま、テレビがついていて、たまたま娘たちがお風呂に入っていて、たまたま以前小説を読んで面白かったのもあって、第1回目を見ることにしました。見始めたら、

「面白いじゃないの!」

やっぱり、香川照之さんはスゴイね。
引き込まれるね、グイグイと。
役者の力量は素人なんでまるで分かりませんが、この人の演技を「見ていたい!」と思わせるのはやっぱり凄いことではないかと思います。

そんなわけで流星ワゴンにはまってしまったわけですが、このドラマは単純に言うと、”主人公が、失って初めて分かった「大切なもの」を、過去に戻って失わないように奮闘する”という内容です。バック・トゥ・ザ・フューチャーのシリアス版といった感じでしょうか。主人公は、会社をリストラされ、妻とは離婚寸前、一人息子は引きこもりで家庭内暴力で荒れているというどうしようもない状況で、過去に戻ってそんな状態になるのを防ぐため、必死で会社、家族、自分に向き合います。

この話の面白いところは、「『大切なもの』って失って初めて分かるんだよなぁ~」という当たり前のことが大前提にあるところです。

風邪で寝込んで健康の有難みを知る。
別れて彼(彼女)の存在の大きさを知る。

・・・などなど。
そうすると、仕事柄、考えるんですよね。

「自分にとって「大切なもの」ってなんだろう?」

そんな質問を考える際に参考になるのがこの本です。

「幸福の習慣」トム・ラス/ジム・ハーター

『「幸福の習慣」トム・ラス/ジム・ハーター(2011)(株)ディスカヴァー・トゥエンティワン』

この本は、幸せで満足のいく人生を送るために大切なことを、ギャラップ社が150ヶ国に渡るグローバル調査を実施しまとめたものです。この本によると、人の幸福を決定するのは5つの要素があり、その5つとは、

1.仕事の幸福
2.人間関係の幸福
3.経済的な幸福
4.身体的な幸福
5.地域社会の幸福

だそうです。この5つは文化、国籍を問わず共通しており、どれか一つの要素が突出していてもうまくいかず、全ての要素を改善していくことが重要だそうです。

このコラムのテーマは「職場の幸福論」なので、この5つの中でも「仕事」の内容について見ていくと、なんと「仕事の幸福」は5つの要素の中でも、最も重要かつ根幹をなすものらしいです。

確かに一日に8時間以上、一日の3分の1以上を費やすわけですから、仕事は重要ですよね。仕事で幸福を感じなければ、平日は「お前はもう死んでいる( by ケンシロウ)」状態なのです。つらい、つらすぎる。。。

ちなみに、この本では様々な調査を行っているのですが、面白い調査結果をいくつかお伝えすると、

・人が一番楽しくないと感じる時間
⇒ 自分の上司と一緒にいる時間

・「自分の上司は無能だ」と思っている人の心臓病のリスク
⇒ 思っていない人に比べて24%高い

・自分が無能だと評価している上司のもとで4年以上仕事を続ける
⇒ 心臓病のリスクが39%高くなる

などなど。当てはまる人、要注意です!
研修でニーズが高いものとしてモチベーションがありますが、仕事に熱意を失う危険性が最も高い人は、

『「自分の上司は、部下である自分にまったく関心を持っていない」と感じている人』

だそうです。

どうやら仕事の幸福は上司の存在が大きく影響しているようです。
上司の皆さま、「皆さまの言動が部下の幸福に多大な影響を与えています!」
部下の皆さま、「ひたすら耐えるという選択は避けましょう!その選択はリスクですよ!」

では、どういった上司が良いかと言うと、部下の強みに意識を向けている人だそうです。

そういう方が上司の場合、職場に不満を持つ人の割合は全体の1%まで下がるそうです。

上司の方は、

・仕事は大変である
・仕事は辛いものである
・仕事はそれらを我慢して行うものである
・仕事はやらなければならないものである

といった前提で働くのではなく、

・部下に関心を持ち、相手を知ろうとする
・部下の強みを仕事に活かす
・部下の成長を応援する

といったパラダイムシフトが必要かもしれません。

一人一人が相手に関心を持ち、相手に喜んでもらうために何が出来るかを考える。その先には、きっと多くの笑顔が待っているはずです。職場で「大切なこと」って意外とこういうことかもしれません。
というわけで3回目終了です。
私の「大切なもの」の一つである「健康」のために今週健康診断を受診する坂本でした。

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