株式会社ispace【第3回】新しいキャリアチェンジの形の指針に – ”個“のスキルが集結する。宇宙という夢に向かって。

秋元衆平 中村貴裕 株式会社ispace

株式会社ispace 中村貴裕・秋元衆平

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2017年12月01日

「我々の働き方のモデルは新しいキャリアチェンジの形を推進すると考えています。」

「『夢みたい』を現実に。」と、HAKUTOは言う。月を自由に旅する時代がいつか来る。その未来への確かな一歩が、世界初の民間による月面探査レース。
国籍もキャリアもスキルも異なる多様なメンバーが揃うチームを運営する株式会社ispaceに、未来を現実のものにする組織のあり方についてのヒントを得る。

小谷奉美 ≫ インタビュー 村上杏菜 ≫ 文 櫻井健司 ≫ 写真

(※本記事は、2017年7月1日発行のノビテクマガジンに掲載された記事を再構成しました。)

新しいキャリアチェンジの形の指針に

株式会社ispace HAKUTO

宇宙への興味に年齢も性別もバックグラウンドも関係ない。共通のミッションを目指してそれぞれが力を発揮する。

現在のispaceを構成するメンバーのほとんどはプロボノ出身のメンバーだ。中村氏も秋元氏も例外ではない。中村氏は副業可能な大手情報サービス会社の新規事業開発室に属しながら、そして秋元氏は事業会社の広報をしながらHAKUTOプロジェクトにかかわり続けてきた。

「HAKUTOを通じてずっと一緒に活動してきたメンバーだから、組織のカラーやお互いの性質をよく知っている。入社後のマッチング精度はとても高いです」(秋元氏)

副業やボランティアといった形で組織にかかわることの延長線上に転職があれば、転職自体への抵抗感や入社後のミスマッチを最小限に減らすことができる。自分にあったキャリアも見つけやすくなるだろう。

「我々の働き方のモデルは新しいキャリアチェンジの形を推進すると考えています。ただ、一社が実践しているだけでは意味がないので、ぜひ多くの企業に取り入れてほしい。企業と働き方に多様性と新しい可能性をもたらしてくれるはずです」(中村氏)

『スターウォーズ』の世界に心を奪われた少年が掲げた夢が、一人、また一人と周囲の人間の意欲を巻き込み、実現への足がかりとなる一歩をまさにいま、踏み出そうとしている。

「まだ誰も見たことのない世界の地図を作るような感覚。個人個人の小さな渦がだんだん大きくなって、いずれ世の中全体を動かすようなうねりとなるのを支えていきたい」(秋元氏)

月や宇宙に行くことが当たり前のように日常の中にある、そんな世界はもう目の前だ。

”個“のスキルが集結する。宇宙という夢に向かって。(了)

株式会社ispace

『Google Lunar XPRIZE』への参加を目的に2010 年に欧州チームが設立した『WhiteLabel Space』が前身。2013年、運営母体である欧州チームの撤退を受け、ボランティアとして参加していた現代表の袴田武史が引き継ぎチーム名を『HAKUTO』に変更。同時に株式会社化しispaceを設立。レースが終了した後も水資源の開発を中心とした宇宙開発ビジネスを視野に入れ活動を続ける。

中村貴裕(なかむら・たかひろ)

中村貴裕 株式会社ispace

東京大学大学院で惑星科学を修了後、新卒で大手外資系コンサルティング会社に入社。6年ほどの勤務ののち、大手情報サービス会社の新規事業開発室に転職。自ら企画・立案した事業の立ち上げを経験し、2015年から現職。

秋元衆平(あきもと・しゅうへい)

秋元衆平 株式会社ispace

大学卒業後、ロンドン留学。語学を学びながら日系出版社に勤務し、帰国後は総合PR会社、事業会社広報に勤務。2010年よりプロボノとしてチーム「HAKUTO」の広報・プロモーションを担当。2016年から現職。組織への柔軟なかかわり方が、企業と人に多様性をもたらす。

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