伝説の講演・研修講師大林伸安のやれる気ドーパミン【第2回】脳みそを騙す

大林伸安

昔よく聴いた曲が流れてきた。しかし、誰の何という曲だったかがどうしても思い出せない・・・。忘れるという状態、これ実は・・・。

「仕事を楽しむ人材づくりと仕事を楽しくする会社づくり」をミッションステートメントとして、人材教育事業を展開。日本一の規模である研修プロジェクトを講師側総責任者としてプロデュースし、完遂させた実績を持つ研修のトータルプロデューサーの大林伸安氏。
2013年からは、人材育成担当者向けの季刊誌”ノビテクマガジン”を刊行。大手企業から中小企業の、経営幹部から新入社員や内定者まで、年間120回を超える研修や講演を行っている。とくに、若手ビジネスパーソンからリーダー層まで、「分かりやすい」、「面白い」、「元気が出る」と評判で、リピート率も高く、「やる気」(モチベーション)だけでなく、「やれる気」にさせてくれると好評です。
人材育成の現場を熟知しているからこそのメッセージを伝えることができる株式会社ノビテクの大林伸安氏が、熱きメッセージを送る!

思い出せない曲

【第2回】脳みそを騙す

うちのオフィスでは、有線で音楽を流している。先日、80年代の洋楽ヒットチャート・チャンネルを聴いていた時に、昔よく聴いた曲が流れてきた。懐かしく思いながら聴いていたが、誰の何という曲だったかがどうしても思い出せない・・・。

社員に聞こうとも思ったが、そんなことで仕事の手をやめさせるのも気が引けるし、それに「年代が違うので聞いてもわからないだろう」と勝手に思ううちに曲は変わり、結局うやむやになってしまった。

その日から頭の中で、そのメロディが気にかかっている。だがやはり誰の何という曲かがどうしても思い出せない。人に聞こうにも洋楽なので、上手く口ずさむこともできず、結局悶々とする。こんな時に自分の記憶力の低下を嘆きたくなる。

忘れるという状態、実は…

たぶん多かれ少なかれ皆さんにも経験のあることかと。それが、先日、スポーツジムの帰りにフラット立ち寄ったCDショップで偶然見かけたCDジャケットで思い出した。思い出してしまえば、何のことはなく、何故思い出せなかったのかが不思議なくらいだった。

忘れるということは、消えてなくなるのではなく、保存した記憶がどこにあるのか取り出せなくなる状態なのだそうである。だから、あるきっかけで急に思い出したりすることもあるのだ。

脳や意識の研究というのは、まだまだ解明されていない部分が多くあるが、それでも徐々に明らかになっている。

顕在意識と潜在意識

意識には、顕在意識と潜在意識があるが、この潜在意識の中に封印した記憶が蓄積されているのだそうだ。普段は顕在意識と潜在意識の間を覆う膜(Critical Faculty)があり、この膜があるために情報を簡単に引き出すことができない。また、厄介なことに、この潜在意識に入った情報によって、無意識のうちに行動を支配されることがある。

潜在意識には特徴があって、顕在意識で考えたことイメージしたことが潜在意識に入ってくる。潜在意識は誰かが作るのではなく、自分自身が作るのである。そしてその特徴として、潜在意識は現実と空想を区別できないし、現在と過去、未来を区別できない。また、一人称、二人称、三人称も区別できない。つまり「脳みそは騙されやすい」のだ。この思い描くイメージを潜在意識に入れることを“暗示”と言い、この暗示によって行動の変容が可能になる。

すなわちポジティブな暗示により、前向きな行動に自分自身を変容させることができるのである。スポーツのメンタルトレーニングなどはこの応用である。騙されやすい自分自身の脳みそを、自分自身で意図的に騙してみるのはどうだろうか。

前向きになれるお得な方法

しかし、自分で自分をほめたり、励ましたりするのはなかなか難しい。そこで意識して周囲の人たちをほめたり、励ましたりする方法をとる。何故なら潜在意識は誰が誰に言ったものか判別できないので、結果的に自分自身をほめたり、励ましたりするポジティブな暗示をかけるのと一緒なのである。人をほめたり、励ましたりすることで、周りの人はやる気になり、実は自然に自分も前向きになれる。これはお得だ。

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