眞邊明人【第3回】時間をコントロールして間をつかむ – プレゼンの鬼が教える話し方のコツ!眞邊明人の最強の話し方

眞邊明人 プレゼンの鬼が教える話し方のコツ!

眞邊 明人

プレゼンの鬼が教える話し方のコツ!眞邊明人の最強の話し方

「「時間」は「はなしかた」において最も重要なファンクション。「時間」をコントロールできるとできないでは大きな差があります。しかも、誰でも簡単にトレーニングできて確実に身につけることができます。」その理由とトレーニング方法を解説します。

元吉本興業のプロデューサーであり、新垣結衣や佐藤健のデビュードラマの監督であり、即興演劇のプロリーグ「アクトリーグ」を生み出したという異色の経歴の持ち主、眞邊明人氏。

売れっ子研修・講演講師でもある 眞邊明人氏に、いままでの研修や講演会をはじめ、様々な経験を通じて得られたことを元に、最強の話し方について語っていただきます。

どうしたら、あの人のように喋れるようになるのか?
あの人とこの人では、同じことを話しても全然違うのはなぜなのか?
最強の話し方を身につけるために必要なこととはなにか?

これぞ話し方の「ノウハウ」決定版です。

時間をコントロールして間をつかむ

「時間」は「はなしかた」において最も重要なファンクションです。 「時間」をコントロールできるとできないでは大きな差があります。しかも、誰でも簡単にトレーニングできて確実に身につけることができます。今回はこの「時間のコントロール」の重要性とトレーニング方法について考えていきたいと思います。

まず認識しておかなければならないこと。

★時間=人の価値=安心、信頼

ということです。このことをしっかり理解しておけば、「はなしかた」に対する考え方がぐっと楽になります。

安心、信頼してもらう

まず「はなしかた」で大事なことは、相手に「安心、信頼」してもらうということです。よくプレゼンなどで「とにかく相手を言い負かそう」と最初から身構えてやってくる人がいますが、これは間違いです。

試験や裁判という特殊なケースをのぞき、「はなしかた」で重要なのは「相手と自分をつなぐコミュニケーション」です。相手と「安心感や信頼関係」が結べない状態ではとてもではありませんが、どんな上手な「はなしかた」でも効果はありません。 「正論が全てを凌駕する」という考え方は間違いです。まず人間は「感情」の生き物であるということを認識することが重要です。

どんなに「正しい」話でも相手を「嫌い」という感情をもってしまえば、あれこれと理由をつけて却下してしまいます。だからこそ、まずは相手の感情を掴むことが必要となります。

「感情」をコントロールするのは難しい技術です。相手の感情だけでなく「自分」の感情も影響するわけですから、かなり高度な技術と言わざるを得ません。相手によってうまくいったりいかなかったりでは「技術」とはいえません。なるだけ、「安定」したパフォーマンスをしなければなりません。 そこで考え方の転換を図ります。

「好かれる」ことではなく「嫌われない」こと

「好かれる」というのは実は大変難しいことです。「好かれる」ために変にテンションを上げて、かえって相手に「嫌われて」しまう。なんてことありませんか?いわゆる「KY(空気が読めない)」な人です。「好かれる」というのは「相手の感情」が大きく影響するためなかなかうまくいきません。したがって、「好かれる」ことを意識するとどうしても「いちかばちか」の賭けになってしまうのです。

それよりも「嫌われない」ということをベースにするとリスクもなく安定して結果を出せます。「好かれる」のではなく「嫌われない」ということは、「自分の感情のコントロール」だけで済むからです。

ものすごく簡単に言うと、

「テンションを一定に落ち着かせて冷静になる」

これだけです。

相手のテンションに振り回されず常に一定のテンションを保つということです。「下げすぎず上げすぎず」これが重要です。「冷静」というと「テンションを下げる」と勘違いする人が結構いますが、それは間違いです。「ゼロ」をつくることが重要です。テンションが上がりも下がりもしない「基本」の状態です。ここで使うのが「時間」です。

「時間」を感情をコントロールするための「道具」として使用する

どんな状態でも「時間」をしっかりコントロールできれば、絶対にテンションが上がることも下がることもありません。 ワタシは年間で100本近い研修や講演やワークショップを行いますが、そこで最も大事にしているのが「時間」です。どんな状態であろうが、絶対に定められた時間を短くも長くもならないことを心がけています。これに関してはほぼ完璧だと自負しています。

話し好きとか話し上手と自負している方に多く見られる傾向として「時間をオーバーする」「話しがとにかく長い」といった共通点があります。これは単に自分が「興奮」していて周りの反応が見えていないだけです。これは「はなしかた」が上手なのではなくて「テンションが高い」だけです。はなしかたがうまいとはいえません。

「時間を正確に計る」ということは「集中力」を高く維持するということを意味します。そして、同時に「冷静さ」を失わないということでもあります。どんなに熱を帯びていても、頭の中では時間を意識するということができれば「テンション」で自分を見失うことはありません。 それを簡単に習得するトレーニングをご紹介いたしましょう。

それは「タイムトライアル」というトレーニングです。

「タイムトライアル」トレーニング

実に簡単で場所も選ばずとても手軽なトレーニングです。

90秒を正確に計る。

ただそれだけのトレーニングです。ストップウォッチさえあれば、どこでもできます。異常に単純なトレーニングですが、これは絶大な力があります。 われわれが「高いレベルの集中力」を維持できる最長の時間が90秒と言われています。それ以上の時間は90秒をターンオーバーして継続させているのです。したがって90秒を正確の計ることが、「集中力」を高める最も簡単で有効なトレーニングなのです。

時間=価値

ワタシは芸能の仕事をしていますが、芸能人の「価値」はまさに「時間」です。コンサートやショーでどれくらいファンの「時間を占有」できるかで「価値」が決まります。その一番わかりやすい例が「視聴率」です。多くの視聴者をチャンネルに釘付け(占有)できることがタレント(番組)の価値になるわけです。

「時間」=「価値」なのですから、芸能人たちの時間の感覚は非常に鋭敏です。人と「はなす」という行為も同じで、はなしする側がはなしをきく側の時間を占有することが大事です。どんなに素晴らしい話でも「つまんねーなー」と思われた時点でアウトです。

そのためには「価値」の源泉である「時間」をつかむことは実に重要なことなのです。 「時間」の意識が高まれば、集中力も上がりますし、自分の感情のコントロールもできます。人は感情のコントロールされた状態の人を「嫌い」になることはありません。相手に嫌われなければ、自分の伝えたいことを相手にも「冷静」に聞いてもらうことができます。これがなによりも大事です。

時間を意識すれば見違えるように「はなしかた」が上手くなる

90秒のタイムトライアルトレーニングは極めて有効なのです。手間も場所もとらないのでぜひ続けてみてください。それができれば、「はなす」ときに常に時間を意識してください。この「はなし」を「秒」で「管理」するということが秘中の秘のテクニックです。

ワタシは政治家のパフォーマンスのトレーナーもしていますが、どんなに演説が下手な人でもこの技術が身につけば見違えるように上手くなります。このテクニックのトレーニング方法はまだあるのですが、それはいくつかの他の技術とトレーニングが必要になるので後述します。

まずは「時間」を正確にコントロールできる。これを「タイムトライアルトレーニング」で身につけてください。

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プレゼン、話し方に関する講演、研修などができます。眞邊 明人株式会社先駆舎 代表/演出家 眞邊 明人 講師のプロフィールはこちら

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